こんにちは!京都ひざ関節症クリニックです⛄
最近はすっかり寒くなりましたが、体調はいかがでしょうか。
風邪を引きやすい時期ですのでお気を付けください😣
今回は「お膝の水について」ご説明いたします!
お膝の痛みや腫れで受診される方の中には、お膝に水が溜まっていると言われたことがある方も多いと思います。それは主に膝の関節内にある液体(関節液)が通常より多く溜まった状態を指します。よくいただく質問として、「お膝の水を抜くとクセになるのか?」というものがありますが、実際にはどうなのでしょうか?この記事では、その原因や治療法について解説します。
お膝の水とは
膝には、関節をスムーズに動かしたり、軟骨に栄養を届けたりするための「関節液」があります。この液体は通常、膝のなかにある滑膜という膜から必要な分だけ作られ、余分なものは自然に吸収されます。
しかし、膝の中で何らかの問題が起きると、液体が多く作られたり吸収が追いつかなくなったりして「水が溜まる」状態になります。
お膝に水が溜まる原因
膝に水が溜まるのは、主に膝の中で炎症が起きているためです。具体的な原因は以下のようなものがあります。
1. 変形性膝関節症
膝の軟骨がすり減ったり傷ついたりすることで起こる病気です。
軟骨がすり減ったかけらや細胞が膝の内部を覆う膜(滑膜)を刺激して炎症を起こします。
この刺激で滑膜が関節液を必要以上に分泌し、水が溜まります。
特徴: 中高年に多く、動くと痛みが出たり、膝が腫れたりします。
2. 半月板や靭帯の損傷
スポーツや事故で膝のクッション部分(半月板)や靭帯が傷つくことがあります。
傷ついた組織が膝の内部を刺激して炎症を引き起こし、水が溜まることがあります。
特徴: 若い人にも起こりやすく、急に膝が腫れたり、不安定感を感じたりします。
3. 関節リウマチ
体の免疫システムが自分自身の関節を攻撃してしまう病気です。
膝の内部が慢性的に炎症を起こし、水が溜まりやすくなります。
特徴: 両膝が腫れることが多く、朝のこわばりが感じられます。
4. 痛風・偽痛風
尿酸やカルシウムの結晶が膝の中に溜まることで起こります。
結晶が膝の内部を刺激し、強い痛みと腫れを引き起こします。
特徴: 痛みが突然始まり、片側の膝に強い腫れと熱感を伴います。
5. 感染性関節炎
細菌が膝に入り込んで炎症を起こす病気です。
細菌による感染で、膝に膿のような液体が溜まります。
特徴: 激しい痛みと高熱を伴い、膝が動かせなくなることがあります。
お膝の水を抜くメリット
膝に水が溜まった場合、関節液を抜くことには以下のようなメリットがあります:
診断の手助け
抜いた液体を調べることで、炎症や感染の原因がわかることがあります。
例: 黄色がかった液体は変形性膝関節症、濁った液体は感染症が疑われます。
症状の緩和
腫れや痛みが和らぎ、膝の動きが改善されます。
「水を抜くとクセになる」って本当?
これは誤解です。膝に水が溜まるのは、膝の中に何らかの原因が残っているからです。
例えば、炎症や損傷が治っていない場合、何度でも水が溜まることがありますが、水を抜く行為そのものが悪い影響を与えることはありません。
水を抜いた後の注意点
膝の水を抜いたとしても、根本的な原因を治療しなければ再発する可能性があります。
具体的には以下の治療が必要な場合があります。
変形性膝関節症: 関節の負担を減らすためのリハビリや軟骨を守る薬の注入。
痛風: 食事の見直しや尿酸値を下げる薬の処方。
感染: 抗生物質や場合によっては手術。
気になる方はご相談ください!
膝に水が溜まると、「痛み」や「動かしにくさ」が出て日常生活が不便になることがあります。当院では、水が溜まる原因をしっかり診断し、それに応じた治療をご提案します。「膝の腫れや痛みが気になる」「繰り返し水が溜まる」という方は、ぜひ一度診察にいらしてください😊
ひざ関節症クリニックでは、MRIでの医師による即日診断が可能です💪
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