こんにちは!
京都ひざ関節症クリニックです
今日は膝のお皿についてお話します
これは右膝を前からみた図です
真ん中にあるのが膝蓋骨という骨で、役割はひとことでいうと、
「滑車」です。
前ももの筋肉である大腿四頭筋とつながっており、
この膝蓋骨があることで、大腿四頭筋の力を
効率よく脛の骨に伝えて、膝をスムーズに曲げ伸ばしできるようになっています
膝痛と長年付き合っている方は、
この膝蓋骨の動きがガチガチになっているケースが多いです
痛みがあると、自然と膝を動かさなくなります。
その分、滑車を動かす機会も減り、周りの組織が固まってしまい、
滑車としての機能が発揮できなくなります
結果として筋肉へのストレスが増えて、筋肉に新たな炎症が起きたり、
筋力低下を招き、より日常生活での負担も増えてしまい、
悪循環に陥ってしまいます
お皿が固まっていいことなど
何もないのです。
もし一度でもお皿の動きが固くなっていると言われたことがあるなら、
今からでも遅くありません。
このお皿の動きをよくする、マッサージをしてみましょう
ゆっくりじんわり上下左右から押しましょう。
膝は伸ばした状態で、完全に脱力することが肝要です
前ももに力が入ってしまうとうまくマッサージできません。
前ももにどうしても力が入ってしまう方は、背もたれのある椅子に座って、
背もたれに体を預けて、椅子と同じ高さぐらいの台に足をのせて、
前かがみにならないような状態でやってみてください
回数制限はありません。
もし押してみて痛い箇所があれば、より入念に押してみてください。
そのうち痛みが和らいでくる可能性が高いです。
膝を痛めて間もない方や
熱感がある方、
明らかに腫れている方などは、
症状が悪化する可能性があるのでやめておきましょう。
それよりも氷のうなどで20分間アイシングすることをお勧めします
皿の動きがよくなれば、前ももの力がうまく働くようになり、
歩行時の痛みなどが緩和されることもあります。
是非やってみてください
ひざ関節症クリニックでは、MRIでの医師による即日診断が可能です💪
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